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下肢静脈血栓症、肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)

「ふくらはぎが腫れて痛む」 「飛行機に乗ったあとから足が重だるい」 「左右の足の太さが違うことに気づいた」

このような症状がある場合、**下肢静脈血栓症(DVT)**の可能性があります。 放置すると、**肺塞栓症(命に関わる状態)**につながる危険性もあるため、早期の発見と治療が重要です。

さいとう医院では、エコー検査(超音波)を活用して血栓の有無を調べ、必要に応じて専門医療機関と連携しながら治療を行っています。

下肢静脈血栓症(DVT)とは?

静脈に血のかたまり(血栓)ができてしまい、血液の流れが滞る状態です。

ふくらはぎや太ももなどの深部静脈にできる血栓は、肺まで流れて詰まる(肺血栓塞栓症)と重篤な結果を招くことがあります。

肺血栓塞栓症は長時間の座位がきっかけになることからエコノミークラス症候群とも呼ばれます。

主な症状

  • ふくらはぎの腫れ・痛み・圧痛

  • 足が熱を持って赤くなる

  • 片足だけが太くなる

  • 歩行時の違和感

※無症状で進行するケースもあるため注意が必要です。

発症しやすい場面・リスク因子

  • 長時間の座位(飛行機・バス・車・デスクワーク)

  • 手術・骨折後の安静

  • 妊娠・出産後

  • がんや心不全などの慢性疾患

  • 高齢者

  • 経口避妊薬(ピル)やホルモン治療

検査について

当院では、足の静脈に血栓があるかを評価する超音波(エコー)検査を行っています。

  • 血液検査(Dダイマーなど)

  • 血管エコー検査(下肢静脈の描出)

  • 必要に応じて、CT検査などは連携医療機関にご紹介

治療について

  • 抗凝固療法(血液を固まりにくくする薬)

  • 弾性ストッキングの着用

  • 原因疾患の治療や生活習慣の見直し

  • 重症例では入院治療や下大静脈フィルター留置が検討されることもあります

症状が軽くても、自己判断せず早めに受診することが大切です。

よくある質問

Q1. 足のむくみだけでも血栓の可能性はありますか?
A1. はい、片足のみのむくみや違和感は血栓のサインの可能性があります。一度検査をおすすめします。

Q2. エコー検査は当日受けられますか?
A2. はい、対応可能です。必要に応じて連携病院で詳しい検査を行うこともあります。

Q3. 旅行前に予防はできますか?
A3. 水分補給や定期的な足の運動、弾性ストッキングの着用が有効です。不安な方は事前にご相談ください。

院長より

下肢静脈血栓症は、「ただの足のむくみ」だと思って見過ごされがちですが、早期発見と治療で重症化を防ぐことができます。

さいとう医院では、血管エコーを使って丁寧に診断し、必要に応じて専門医と連携して迅速な治療にあたっています。

旅行や長距離移動前、または足に違和感を感じたときは、どうぞお気軽にご相談ください。

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