みぞおちの痛み、胃もたれ、胸やけ、げっぷ
「食後にみぞおちが重くなる」 「胃のあたりがムカムカする」 「胸やけや酸っぱいげっぷが出る」
このような症状は、胃や食道の病気のサインかもしれません。 放置すると慢性化したり、重篤な病気が隠れていることもあるため、早めの診察が大切です。
胃の裏には胆道、膵臓があるため、実は胆のう/胆管や膵臓の病気が原因だったということもあります。
さいとう医院では、消化器内科専門医が在籍しており、内視鏡(胃カメラ)や腹部エコーなどを活用しながら原因を明らかにし、適切な治療を行っています。
考えられる主な疾患
1. 逆流性食道炎(GERD)
-
胃酸が食道に逆流して炎症を起こす
-
食後や横になったときの胸やけ、げっぷ
2. 機能性ディスペプシア(FD)
-
明らかな異常が見つからないのに、みぞおちの不快感や膨満感が続く
-
ストレスや生活習慣が影響
3. 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
-
胃酸やピロリ菌によって胃や腸の粘膜が傷つく
-
空腹時や夜間に痛みが強くなる傾向
4. 胃がん・食道がん
-
胃炎や食道炎の症状に似ていても、がんが隠れていることも
-
定期的な内視鏡検査が重要です(ピロリ菌を除菌した後でも、胃がんのリスクはゼロにはなりません)
5. 胆のう/胆管・膵臓の病気
-
腹部エコーや血液検査での確認が必要
- 胃が痛い・胃が重いと感じていても、実は胆のう/胆管や膵臓の病気が原因ということがあります
検査について
症状や年齢、生活習慣に応じて、以下のような検査を行います。
-
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
-
腹部エコー検査(胆のう/胆管や膵臓の評価)
-
血液検査(炎症・貧血・肝胆膵機能など)
-
ピロリ菌検査(呼気・血液・内視鏡など)
治療について
診断に応じた治療を行います。
-
胃酸を抑える薬(PPI・P-CABなど)
-
胃粘膜を保護する薬
-
ピロリ菌除菌療法(陽性の場合)
-
生活指導(禁煙・暴飲暴食の改善、睡眠の確保)
-
食道や胃の動きを整える薬
よくある質問
Q1. 胃カメラは苦しくありませんか?
A1. 当院では苦痛の少ない経鼻内視鏡に対応しています。不安な方はお気軽にご相談ください。
Q2. 胃薬を飲めば治るのでしょうか?
A2. 一時的な緩和は可能ですが、根本原因を調べることが再発防止につながります。
Q3. ピロリ菌の検査は保険適用されますか?
A3. 胃カメラで慢性胃炎などの所見がある場合は、保険適用となります。
院長より
胃やみぞおちの不調は、誰でも経験しやすいものですが、繰り返したり、治りにくい場合は消化器の病気が隠れている可能性があります。
さいとう医院では、消化器内科専門医が在籍し、内視鏡やエコーなどを活用した丁寧な診療を行っています。
「なんとなく不調が続く」「検査を受けた方がいいか迷っている」 そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。