発熱、のどの痛み、咳、鼻水、頭痛などの風邪症状
「朝から熱っぽい…」「のどがヒリヒリする」「咳が止まらない」「鼻水が止まらない」「頭がボーっとする」
こうした風邪のような症状は、誰にでも起こり得る身近な体調不良です。特に気温差が激しい季節の変わり目や、ウイルスが流行しやすい冬場などには、多くの方がこうした不調を感じています。
さいとう医院では、内科専門医が丁寧に問診・診察を行い、必要に応じて検査も実施しながら、風邪症状の原因を見極めて最適な治療をご提案します。新小金井駅前と通いやすい立地で、体調の悪いときにもすぐにご相談いただけます。
風邪症状とはどのようなものか?
「風邪」とは、正式には「急性上気道炎」と呼ばれ、鼻やのどなど呼吸器の上の部分に炎症を起こす病気の総称です。代表的な症状は以下の通りです。
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発熱(37.5度以上)
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のどの痛み・違和感
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咳・痰
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鼻水・鼻づまり
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頭痛・寒気・倦怠感(体がだるい)
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関節痛・筋肉痛
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食欲低下
一般的な風邪の多くはウイルスが原因で、自然に治ることもありますが、体力や年齢、基礎疾患の有無により重症化するケースや、別の疾患が隠れているケースもあります。
風邪症状の原因
風邪症状の主な原因は、次のようなウイルス感染です。
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ライノウイルス(最も多い)
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アデノウイルス(咽頭結膜熱など)
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インフルエンザウイルス
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コロナウイルス(新型を含む)
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RSウイルス、パラインフルエンザウイルス など
それぞれ症状に特徴があるものの、見た目だけでは区別が難しいことも多いため、当院では必要に応じてインフルエンザ迅速抗原検査、新型コロナ迅速抗原検査なども実施しております。
また、風邪のような症状が、実は以下のような別の病気であることもあります。
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急性扁桃炎
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急性副鼻腔炎
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気管支炎、肺炎
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インフルエンザ
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新型コロナウイルス感染症
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花粉症やアレルギー性鼻炎
このように、単なる風邪と見過ごしてしまうことで治療が遅れ、症状が悪化することもあります。
「いつもと違う」「熱がなかなか下がらない」「咳が長引く」など気になる点があるときは、早めにご相談ください。
当院での診察と検査について
当院では、以下のような流れで診察を行います。
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問診・症状の確認
発熱の経過や咳の種類、痰の有無などを丁寧にお聞きします。 -
診察(聴診・咽頭視診・鼻腔の観察)
のどの腫れ具合、呼吸音の異常、鼻づまりの有無などをチェックします。 -
必要に応じて検査を実施
・インフルエンザ迅速抗原検査
・新型コロナ迅速抗原検査
・血液検査(炎症の強さの確認)
・胸部レントゲン(肺炎の除外)
など、症状に応じた対応を行います。 -
お薬の処方・生活指導
症状にあわせて、解熱鎮痛薬、咳止め、抗ヒスタミン薬、必要に応じて抗生物質などを処方します。日常生活での注意点も丁寧にご説明します。
風邪症状の治療と注意点
風邪の治療は、症状を和らげながら自然治癒を待つ「対症療法」が基本です。特効薬があるわけではありませんが、症状に合わせて次のようなお薬を用いることがあります。
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解熱鎮痛薬(熱・頭痛・関節痛を和らげる)
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去痰薬・鎮咳薬(咳や痰を抑える)
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抗ヒスタミン薬(鼻水、鼻づまりを緩和)
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抗生物質(細菌感染が明らかな場合や強く疑われる場合)
また、回復を早めるために大切なポイントとして、以下のことに注意してください。
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水分をこまめに摂取
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栄養のあるものを食べる(無理をしない)
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十分な睡眠・安静
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周囲への感染予防(マスク・手洗い)
よくある質問
Q1. 咳が長引いていますが、風邪でしょうか?
A1. 2週間以上続く咳は、「咳喘息」や「感染後咳嗽」「副鼻腔炎」などの可能性もあります。早めの診察をおすすめします。
Q2. 熱がないのに体がだるくてのどが痛いです。受診した方がいいですか?
A2. 風邪の初期症状やウイルス感染の可能性があります。熱がなくても他の症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
Q3. 子どもが熱を出しました。大人と同じように薬はもらえますか?
A3. お子さまの症状や体重に応じて、適切な処方をいたします。小児も対応しておりますので、安心してご来院ください。
院長より
風邪の症状は日常的である一方で、重い病気のサインとして現れていることもあります。当院では、そうした見逃しがないように、丁寧に診察し、一人ひとりにあった対応を心がけています。
また、「忙しくて受診のタイミングがない」「これくらいなら様子を見よう」と思いがちな方も、無理をせずに、少しでも体調に不安を感じたときはお気軽にご相談ください。
患者さんの“いつもの体調”を一番よく知っているかかりつけ医として、安心と納得の医療を提供してまいります。
