口内炎、口唇ヘルペス
「口の中がしみて食事がつらい」 「唇に水ぶくれができてヒリヒリする」
こうした口の中や唇のトラブルは、口内炎や口唇ヘルペスの可能性があります。痛みや見た目の違和感があるだけでなく、栄養摂取や会話にも影響が出てしまうため、早めの対処が大切です。
さいとう医院では、日常的に起こる口まわりの不快な症状にも丁寧に対応しています。
口内炎とは?
口内炎は、口の中の粘膜に炎症が起きる病気で、痛みや腫れを伴うことが多く、食事や会話に支障が出ます。
主な症状
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頬の内側・唇の裏・舌などにできる赤くただれた潰瘍
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食事の際にしみる・痛む
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口臭や不快感
原因
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ストレスや睡眠不足
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栄養不足(特にビタミンB群、鉄)
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噛んで傷つけた粘膜
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免疫力の低下
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ウイルスや細菌感染
種類
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アフタ性口内炎(よく見られるタイプ)
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外傷性口内炎(物理的な刺激)
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ウイルス性口内炎(ヘルペス・コクサッキーなど)
治療
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抗炎症薬(塗り薬・うがい薬)
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ビタミン剤内服
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痛み止め
口唇ヘルペスとは?
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の感染によって、唇やその周辺に水ぶくれやただれを伴う痛みを引き起こす疾患です。
多くの人が子供の頃に感染して体内にウイルスを持っており、疲労・ストレス・風邪などで免疫力が落ちたときに再発します。
主な症状
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唇の縁にできる小さな水ぶくれ
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ヒリヒリ・ピリピリする前兆
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発熱やリンパ節の腫れを伴うことも
感染経路
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キスや食器の共有などによる接触感染
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自分の手指による接触で他の部位へ広がることも
治療
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抗ウイルス薬(飲み薬または塗り薬)
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初期段階での治療が効果的
再発予防
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規則正しい生活・ストレス管理
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十分な睡眠と栄養摂取
よくある質問
Q1. 口内炎とヘルペスの違いは?
A1. 口内炎は非感染性が多く、痛みが強い潰瘍が口内にできるのに対し、ヘルペスは唇やその周辺に水ぶくれができ、ウイルスによる感染症です。
Q2. ヘルペスは完治しますか?
A2. 一度感染するとウイルスは神経に潜伏しますが、再発を抑えることは可能です。
Q3. 子供にうつることはありますか?
A3. ヘルペスは接触でうつるため、水ぶくれのある時期は特に注意が必要です。
院長より
口内炎や口唇ヘルペスは軽い症状でも日常生活に大きな影響を与えることがあります。 「そのうち治る」と放っておくと悪化したり、再発を繰り返したりすることもあります。
当院では、症状に合わせた適切な処置や生活指導を行い、早期改善をサポートしています。 気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
